2009年7月4〜5日 天龍村のブッポウソウと信州の蝶を楽しんできました。

天龍村役場のHPによると、ヒナが孵って巣箱にエサを運ぶのが見られるらしい。


朝4時半出発、湾岸道〜東海環状道〜足助を抜けて天龍村役場に8時半到着。
先客さんに様子を聞くとだいたい30分間隔くらいでヒナにエサを与えに来るらしい。


役場のアンテナにとまるブッポウソウ



地元小学生が天龍川の橋に設置した巣箱に入るブッポウソウ


ツバメに追いかけられています


早い時間にたっぷり観察出来たのでさらに北上して高原に向かうことにした。
途中、が見える 「そば処 信玄」で十割蕎麦と五平餅を食べる。


駒ヶ根に向かう。ハッチョウトンボの生息地という看板を見つけたので立ち寄ってみる。
小さな池に茂った草にたくさんのハッチョウトンボがとまっているのが見られた。
ここでもハッチョウトンボを守ろうなどの活動をされて感心したが、重要なのはその小さな湿地に
染み出す地下水路が途絶えないように上流の開発を規制することだと思う。

そこを後にしてすぐ中央道の下をくぐったときにイワツバメの巣がびっしり付いていたのに驚いた。


可愛いヒナの顔が見える。


駒ヶ根高原の吊り橋周辺の花畑でヒョウモンチョウを観察した。
ミドリヒョウモン

メスグロヒョウモン


明日も天気が良さそうなのでそのまま駒ヶ根に泊まることにした。
翌朝、朝食までにホテルの周辺を散策したがまだ気温が低いので蝶は草にとまって動かない
田んぼの畦道にはベニシジミとモンキチョウが圧倒的に多い。


携帯電話のカメラで池に映る駒ヶ根(千畳敷カール)を撮ってみた。


開田高原に向かう。途中で奈良井宿に立ち寄ることにした。
朝早いせいか人影もまばらである。


ここでホシミスジが数頭飛んでいるのを見つけ植え込みにとまったところを撮影する。


上高地まで60kmなどと誘惑するような道標が目に付くが帰りの時間を心配してそのまま開田高原方面に走る。
新地蔵トンネルの手前でヤマキマダラヒカゲが乱舞するのが目に入った。
ここは産業廃棄物処理場の近くでいやな臭いがしてどうやらその臭いに集まってきているようだ。
イチモンジチョウもいた。


新地蔵トンネルを抜けて開田高原に出る。道路脇の休耕地にアザミの花が咲いているのが見えるので調べる。
小さくて美しいシジミチョウがたくさんいる。ミヤマシジミかと思ったが後で師匠にヒメシジミとお教え頂いた。



忘れな草の群生地に立ち寄る。キマダラセセリが忘れな草に来ていた。


お昼も近付き今日も蕎麦を食べようとお店を探しながら走ると
「そば処 まつば」で、ざる蕎麦としゅうでの天ぷらを食べる。
近所で採れた「しゅうで」とはどんな山菜だろう? 帰ってから調べたら「山のアスパラガス」とも言われているらしい。
珍しさも相まって美味しく頂きました。(蕎麦も美味しかった)


御岳山麓に到着。ここでもヒメシジミが大発生している。


御岳山を後にしての帰り道、珍しい動物注意標識があった。
よく見かけるサルの標識とは違い、可愛いデザインになっている。




今回は、野鳥の成果は少なかったがブッポウソウが堪能できたし、
さわやかな高原でふだんは見られないチョウを観察でき、充実した遠征となった。


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