2008年12月30日〜31日の2日間、ナキハクチョウとハクガンを見ることを兼ねて島根県宍道湖を周遊してきました。



今回は車では遠いし雪を心配して松江まで電車を乗り継いで現地はレンタカーで周ることにした。
(近鉄特急−地下鉄−新幹線−特急やくも−レンタカー)


現地の白鳥の越冬地に到着、みぞれ混じりの天気で空には見事な虹。




水を張った田んぼにはナキハクチョウは見られず餌場の集団の中を探したが
肝心の識別ポイントである嘴に泥が付いて何ハクチョウなのか判らない。




一旦あきらめて斐伊川にいるというハクガンを見に出向く。

河口付近を確認するがハクガンの姿は無く、代わりに愛想の良いノスリがいた。ツクシガモの姿もあり。


チュウヒも撮れました。





これもべつに島根県まで来て撮ることもないミサゴです




堤防でお会いしたバーダーにハクガンの場所を聞くとマガンと一緒に
田んぼに下りていると聞き、広い田んぼをマガン目当てに探しました。




田んぼに下りている沢山のマガンの群れを確認しながら進んでいくうち、バーダーが
貼り付いているマガンの群れを見ると、、いました! ハクガンです。
先輩方、ありがとう(今回も他力本願だな)。




エピソード・「話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳」

ナキハクチョウを探しに戻る。ここである親切な女性に地図を描いてもらい見られる場所を
説明してもらった。地図には「海」とGS名が書かれ、海側の田んぼに居るとのこと。
(海・・? 日本海側にもハクチョウが来る田んぼがあるのか?)NAVIで海近くのGSを探す。
あった、遠くはない。-- 急いで向かうと厳寒の高い波が荒れ狂う漁港に出た。
おぉ〜っこれは凄まじい。 太平洋側とはえらい違いだ。
しまったなぁ説明を間違って聞いたか〜、そういえばあの人は地名が分からないし
自分を方向音痴だと言ってたなー、そうか、海というのは中海のことかもしれない。
中海近くで説明に合うところは?と探すとそれらしいところがあるので向かってみる。
途中、松江城と武家屋敷の町並みを見学しながら中海のほうの田んぼに到着。
けれどここはハクチョウが休むような田んぼではない。(ハァ〜、、)

ちょっと冷静に考え直す必要があるぞ

どう考えても中海ではハクチョウのねぐらから遠い。
「海」と書いてあるのは「湖」ではないのか?「宍道湖」なら説明がつくぞ。(ガクッ)
もう暗くなってきたし、明日の朝出直しだな。
荒れ狂う日本海、松江城と武家屋敷の町並みが見れたからいいか、と自分を慰めてレンタカーを返しにいく。
鳥友に駅前の格安ホテルを紹介してもらい、翌朝に再挑戦することに。


昨日と同じレンタカーを借りてハクチョウのねぐらに出向く。
多くが顔を隠して寝ていてなかなか確認できない。
いた! しかし、よく見るとアメリカコハクチョウじゃないか。




さらに探すと、やっとナキハクチョウが見つかった。一回り大きくて口角が赤い(大感激)
これで遠征の目的の一つを果たした。(ほっと胸をなでおろす)




目先の黄色の形が異なる別のアメリカコハクチョウも見つかった




その後、気持ちに余裕が出てあらためて宍道湖を一周して空気を満喫した。
帰路、また虹が現れ天候も崩れはじめた。







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